JR九州は27日、日田彦山線BRTのコンセプトや愛称などを発表した。
日田彦山線は、2017年7月の豪雨によって被災。2022年現在は、添田~夜明・日田間約40キロ(うち専用道は彦山~宝珠山間約14キロ)をBRT(バス高速輸送システム)へ転換しての復旧が進められている。
今回発表したBRTのコンセプトは、「ひと、地域、みらいにやさしい」。利用者や環境に「やさしい」交通機関であるとともに、緑ゆたかな沿線のみらいを「やさしく」つなげるBRTを目指すという。また愛称は、「日田『彦』山線の『星』」となる願いを込めた「BRTひこぼしライン」とする。
BRTの基本デザインは、同社の社内チームが地域とコミュニケーションを図りながら考案。沿線地域の緑豊かなカラーを表す「フォレストグリーン」を基調としたデザインとする。一部のBRT駅には待合ブースを設置。その他のBRT駅にはオリジナルの駅サインを設置する。
日田彦山線BRTの開業は、2023年夏を予定する。