JR東海は30日、東海道新幹線に新たな降雨運転規制を導入すると発表した。
新たな規制は、線路から離れた場所を発生源とする土石流に備えるために導入する。降雨によって土壌中に含まれる水分量を示す「土壌雨量指数」を用い、降雨時の運転見合わせや徐行の判断に活用する。
東海道新幹線では、沿線等に設置した59の雨量計を用い、降雨時の運転規制を実施している。これまでは、「時雨量」「連続降雨量」「10分間雨量」を用いた3つの規制値を基に、運転規制の実施を判断していた。今後は、従来の基準に加え、「土壌雨量指数」を導入する。
新基準による規制の運用は、6月1日の開始を予定している。