福岡市交通局は、七隈線天神南~博多間の延伸開業に先立ち、国土交通省九州運輸局長へ運賃設定の認可申請をした。
申請した運賃は、1~3キロの「1区」が大人普通運賃で210円、20キロ超の「6区」が380円などで、現在同局が設定している運賃と同額。また、博多駅にて七隈線と空港線を乗り継ぐ際には、中洲川端駅での空港線と箱崎線の乗り継ぎ時と同様に、通算の乗車距離に応じた料金とする。また、姪浜~橋本間を乗車する場合、現行の「6区」の設定距離を超過するが、「6区」の設定区間を延長することで対応し、同局の大人普通運賃における最大料金の380円は、七隈線延伸以降も変更しない。
また、七隈線の延伸開業にあわせ、天神駅と天神南駅の改札外乗継制度は廃止。これにより、七隈線と空港線の乗換駅は博多駅となるため、乗車距離は最大で4.1キロ増加する。同局では、料金負担が増加する一部の利用者に対する経過措置として、負担緩和策の実施を予定。詳細については、あらためて発表するとしている。
申請した運賃の実施日は、七隈線延伸開業日を予定している。