JR西日本と大阪ガスは15日、両社で共同開発した強風予測システムを、湖西線に試験導入すると発表した。
強風予測システムは、大阪ガスによる高解像度な気象予測の結果データを、JR西日本が開発したAIモデルで解析し、24時間先までの風速・風向を予測するもの。両社では2019年より強風予測に関する共同研究を進めており、今回試験導入に至った。
本システムは、湖西線の大津京~近江塩津間周辺に導入。湖西線で強風が見込まれる際の列車運行のさらなる安全性向上、運転見合わせや徐行といった運転規制時における代行輸送の確保や利用者への円滑な周知を目指し、本導入に向けて検証を進める。
両社は今後について、湖西線以外の路線や他の鉄道事業者への展開のほか、道路関係事業者といった風の影響を受ける分野への展開も視野に入れているとしている。