東京都交通局は23日、日暮里・舎人ライナーに新車を投入し、既存車両を置き換えると発表した。
新車の形式は、2015年にデビューした330形。今回の導入は3次車となる。車内は全面ロングシートで、フリースペースも6箇所に設置。セキュリティ向上策として、全車両に防犯カメラを設置する。定員は、同線開業時に導入した300形1次車の245人に対し、262人に増加する。
今回の置き換えは、朝ラッシュ時間帯の混雑緩和を目的としたもの。300形では、一部の座席がクロスシートとなっており、他形式よりも定員が少なくなっている。今回、開業時に導入した300形の総数に相当する12本の330形を導入することで、全編成の8割を全面ロングシート化し、輸送力を増強するとしている。
330形の新造車両は、6月25日(土)に1本目が営業運転を開始。以降、2024年度にかけて順次導入し、300形を置き換えるとしている。