JR東日本は5日、「JRE POINT」による新たなサービス「どこかにビューーン!」を、12月より提供すると発表した。
「どこかにビューーン!」は、JRE POINTと引き換えで新幹線が往復利用できるサービス。東京、上野、大宮の各駅からおおむね150キロ以上(東北新幹線の那須塩原駅以遠、上越新幹線の上毛高原駅以遠、北陸新幹線の安中榛名~上越妙高間)の新幹線停車駅までの区間が対象となる。利用時には、4つの候補駅の中から1つがランダムで選ばれる。必要ポイントは6000ポイントで、通常のJRE POINT特典チケットを引き換える場合よりも割安で利用できる。
「どこかにビューーン!」の申込は、出発日の21日前から6日前までで、行先は申込から3日以内に確定する。現地での滞在時間は、日帰りの場合は最短5時間以上。最長で7日間滞在できる。
サービスの開始は、2022年12月を予定。詳細については、後日改めて発表するとしている。
また同社は、同サービスの先行体験イベントとして、「新幹線 どこかに冒険days」を開催。4つの候補駅の中から、イベント当日に発表する目的地へ、新幹線で日帰りする体験イベントで、東京、上野、大宮の各駅で、9月から10月にかけて1日ずつ開催する。参加費は6500円で、募集人数は各回75組150人。専用サイトからの事前エントリーが必要となる。
今回同社が提供するサービスと同様のものは、日本航空が2016年12月より「どこかにマイル」を提供。通常の特典航空券の半額となる6000マイルで、4つの行先候補のうち1か所へ往復できるサービスとなっている。また、JR西日本においても、大阪市内発着の往復きっぷ「サイコロきっぷ」を7月29日に発売。同社管内の7か所が、ランダムに目的地として選ばれるきっぷとなっている。