JR北海道は13日、キハ281系の定期運転を9月末で終了すると発表した。
キハ281系は、函館~札幌間の特急「北斗」で運転されているが、9月30日をもって定期運転を終了する。翌10月1日以降、特急「北斗」は全列車がキハ261系による運転となる。
同社はラストランに向けた企画として、試作車両である先頭車のキハ281-901号を、導入初期の塗装に変更。あわせて、先頭部のロゴマークを、現在の「FURICO281」から、導入初期の「HEAT281」へと変更する。塗装変更後の運転開始は、8月下旬を予定する。
また、定期運転終了後のラストランとして、臨時列車「スーパー北斗」を10月22日、23日に運転。函館~札幌間で、各日1往復運転する。JR北海道は、ラストラン運転にあわせ、おもてなしイベントを実施するとしている。
キハ281系は、1994年3月にデビューした特急型気動車。特急「スーパー北斗」(現:「北斗」)に投入され、函館~札幌間を最速2時間59分で結んだ。カーブで車体を傾けることで曲線通過速度を向上させる「振り子式」を同社では初めて採用し、同社特急列車の高速化の先鞭をつけた。