JR東日本の東海道線で、まもなく、新型のE233系3000番代電車の営業運転が開始される。
E233系3000番代は、これまでの東海道線用E231系車両の仕様が基本的に踏襲されているが、電気機器や保安装置などの主要機器が二重化され、輸送障害の低減が図られている。また、これまでグリーン車のみに導入されていた台車の振動を抑える装置が全車両に導入され、乗り心地の改善が行われている。
同系となるE233系は、中央快速線、京浜東北線にも投入されており、東海道線用の3000番代では、1編成15両のうち2両がグリーン車、うち6両がセミクロスシート車、7両がロングシート車両となっている。なお、車内の行き先表示機は、LED式(E231系と同様)である。
E233系3000番代は1編成のみで、E217系の主要機器二重化工事に伴う転用のために新造された。
これからの東京~熱海間での運用に注目される。
※7日と発表されていた営業運転開始日は、当日のダイヤ乱れの影響で延期となりました。