JR東日本仙台支社は28日、石巻線渡波駅の駅舎の建て替えを行うと発表した。
渡波駅は、1939年に開業。建設から80年以上の歳月が経過していることから、今回建て替えが決まったという。
新駅舎のモチーフは、慶長遣欧使節船「サン・ファン・バウティスタ号」の見張台。同駅は、かつてサン・ファン・バウティスタ号の復元船を展示していた「サン・ファン館」の最寄駅であることから、同船の見張台を模した半円形状のデザインにするという。また、解体する現駅舎の木材を待合室のベンチに活用し、未来へと引き継いでいくとしている。
建て替え工事は2022年8月に着手し、同年9月には券売機などの仮移設が行われる。新駅舎の供用開始は、2023年3月末を予定している。