JR九州は28日、日田彦山線BRT「BRTひこぼしライン」に導入するバス車両の概要を発表した。
導入する車両は、BYD製の小型電気バス「J6」が4台、いすゞ自動車製の中型ディーゼルバス「エルガミオ」が2台。BRTが目指す「やさしい交通機関」として、いずれもノンステップバスを採用するほか、災害時の非常用電源としての活用も想定する。
車両の外観は、「おりひめの羽衣」をイメージ。東峰村の「棚田」や日田市の花「あやめ」といった地域の魅力を、各車ごとに異なる6色で表現する。車内では、シートモケットは外装と同様の6色を設定。バスデザイン全体としての統一感を持たせる。床材は、明るく温もりのある木目調とし、乗ることの楽しさやわくわく感を創出するとしている。
BRTひこぼしラインは、2017年7月の豪雨によって被災した日田彦山線添田~夜明・日田間の約40キロ(うち専用道は彦山~宝珠山間約14キロ)を、BRT(バス高速輸送システム)へ転換して復旧する路線。開業は、2023年夏を予定している。