鉄道コム

JR西が組織再編、各支社を束ねる「統括本部」を中国エリアに設置

2022年8月1日(月)16時26分

JR西日本は1日、同社地方機関などのスタッフ部門について、組織改正を実施すると発表した。

JR西日本の車両
JR西日本の車両

在来線では、金沢支社を除く各支社を「統括本部」傘下に再編する。現在の近畿エリアを統括している「近畿統括本部」は、同統括本部と和歌山支社と福知山支社を統合し、新たな「近畿統括本部」に再編。同統括本部傘下の組織は、現在の京都、大阪、神戸の各支社にかわり、改正後は「京滋支社」、「阪奈支社」、「兵庫支社」と、和歌山支社、「福知山管理部」となる。中国エリアについては、岡山、米子、広島の各支社を統合し、「中国統括本部」を新設。米子支社は同統括本部傘下の「山陰支社」とし、岡山支社、広島支社も同統括本部傘下となる。また組織改正にあわせ、現行の指令所9か所を、新設する「近畿総合指令所」「中国総合指令所」に編入する。

新幹線部門については、「新幹線鉄道事業本部」を再編。本社組織として「新幹線本部」、地方機関として「山陽新幹線統括本部」を設置する。

改正後の関連組織図
改正後の関連組織図

今回の組織改正は、経営の強靭化とともに地方共生の取り組みにより適応するために実施する。在来線の各組織については、鉄道運行に関わるスタッフ部門の機能を集約することで指揮命令系統を一元化し、スタッフ部門人材を育成しやすい体制を目指すほか、新幹線部門については、新幹線の安全性向上等を専属的に推進する体制を維持しつつ、中長期戦略を構築する体制を強化する。再編後の各支社は、地域共生や部門間連携、異常時への即応を担う組織と位置付ける。

組織改正は、2022年10月1日の実施を予定している。JR西日本では、2021年6月に本社スタッフ部門の組織を改正しており、今回の改正はこれに続くものとなる。

2022年8月1日(月)16時26分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 神戸市西神車庫廃止[2025年度初頭]
  • リニア・鉄道館ドクターイエローT4編成展示開始[2025年6月頃]
  • 超電導リニアL0系 改良型試験車「M10」投入[2025年夏]
  • 舞浜リゾートライン二次元コード乗車券導入[2025年夏以降]
  • 東急大井町線各駅停車用6020系導入[2025年夏以降]
  • 伊予鉄道ICい~カードサービス終了[2025年9月]
  • 京阪電気鉄道運賃改定[2025年10月1日(水)]

鉄道コムおすすめ情報

画像

東上線に新型「90000系」

「今までにない印象に残る大胆な先頭形状」を採用。9000系置き換え用に2026年デビュー。

画像

京王本線ではない理由とは?

京王の本線格となる路線は、「京王本線」ではなく「京王線」。この路線名となっている理由を探ります。

画像

違う車両のエキスポライナー

323系による特別使用車が使われれると発表されていた「エキスポライナー」。しかし平日朝には別の形式が使用されています。

画像

実は特殊仕様の中央グリーン車

中央線快速に導入されたグリーン車は、実は他路線の車両とは異なる特殊仕様。その中身とは?

画像

「元新京成車」扱いどうなる?

4月1日の京成電鉄と新京成電鉄の合併後、元新京成車はどうなる? 京成に取材しました。その将来の分析も。

画像

3月の鉄道イベント一覧

ダイヤ改正の3月到来。鉄道旅行や撮影の計画は、鉄道コムのイベント情報で。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。