鉄道コム

京阪、バリアフリー設備投資に向け2023年に加算料金を導入へ

2022年8月5日(金)17時19分

京阪電気鉄道は5日、駅バリアフリー設備の整備拡大に向け、「鉄道駅バリアフリー料金」を導入すると発表した。

京阪電気鉄道の車両
京阪電気鉄道の車両

鉄道駅バリアフリー料金は、国が創設した「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し導入。大津線および鋼索線を除く京阪線全線を対象に、普通旅客運賃は大人10円、通勤定期旅客運賃は1か月370円を、運賃に加算し収受する。小児運賃の加算料金は大人の同料金の半額とするほか、通学定期旅客運賃は加算対象外とする。同料金の年間徴収額は15億円を見込む。

同社は、2021年度から2025年度にかけて、枚方市駅を始めとする4駅8番線へのホームドア整備、テレビ電話機能付きインターホンの京阪線全駅への設置、駅放送システム更新や行先表示器の新設といった、バリアフリー設備の整備、更新を進めるとしている。同期間中の整備費用は59億9500万円を見込んでおり、今回発表した鉄道駅バリアフリー料金を整備費用に充当する。

京橋駅のホームドア
京橋駅のホームドア

鉄道駅バリアフリー料金の収受開始は、2023年4月1日を予定している。

2022年8月5日(金)17時19分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

京成の新型車「3200形」詳細

実は「ギリギリ」な設計だった? 京成電鉄の新型車両「3200形」を深掘りします。

画像

西武山口線に新型車

4両編成3本を2025年度~2027年度に順次導入し、8500系を代替。デザインは各編成別。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。