国土交通省関東地方整備局、東京航空局、京浜急行電鉄は8日、京急空港線羽田空港第1・第2ターミナル駅の引上線新設工事に着手したと発表した。
引上線は、羽田空港第1・第2ターミナル駅から東方向、第2ターミナル直下に新設する。整備にあたっては、同駅から第2ターミナルへの連絡通路の一部を撤去する必要があり、当初は仮通路の新設工事を実施する。仮通路の供用開始は、2025年度頃を予定する。
同駅の引上線は、羽田空港の国際競争力強化に向けた空港機能拡充の取り組みの一つとして、整備を進めるもの。京急では、引上線の新設に加え、品川駅の2面4線化工事を進めることで、将来的に1時間あたり3本の増発を実現するとしている。また、同社によると、引上線の運用方法については、現在検討中だという。