阪急電鉄、阪神電気鉄道、能勢電鉄、山陽電気鉄道は8日、交通系ICカード「ICOCA」によるポイント還元サービスの詳細を発表した。
このポイントサービスは、各社線内のIC乗車券サービスエリアにてICOCAを利用した際、1か月間に同一運賃区間の利用が11回以上となった場合に、ポイントを積算するもの。ポイントの積算率は、阪神と山陽電気鉄道が10%。阪急と能勢電鉄は、11回目から30回目までは10%、31回目以降は15%となる。対象路線は、神戸電鉄の神戸高速線を含む各社鉄道線全線。各社で積算したポイントは、ICOCAにチャージして利用できる。
ポイントサービスについては、阪神が3月に導入を発表。今回、同社の詳細発表にあわせ、阪急、能勢電鉄、山陽電気鉄道の3社も導入を発表した。
また、各社はポイントサービスの導入にあわせ、回数券および往復乗車券の発売終了を発表した。山陽電気鉄道は2023年3月31日、阪急と能勢電鉄は4月30日の発売終了を予定。阪神については、2022年9月30日での発売終了を既に発表している。
ポイントサービスの提供開始時期は、阪神が9月1日、山陽電気鉄道が2023年3月、阪急と能勢電鉄が同年4月1日を予定している。