JR四国は10日、チケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」(スマえき)を提供すると発表した。
「スマえき」は、デジタルチケットを購入できるスマートフォンアプリ。窓口や券売機に並ぶことなくキャッシュレスできっぷを購入できるほか、アプリ画面の提示で列車を利用できるため、紙のきっぷの発券が不要となる。発売券種は、当初は特別企画乗車券のみとなるが、2023年春以降は、乗車券や定期券、自由席特急券なども発売する。
また同社は、「スマえき」の提供にあわせ、アプリ専用商品「スマえきSきっぷ(片道)」「スマえき くろしおSきっぷ(片道)」「スマえき トク割きっぷ(片道)」の発売を発表した。いずれも1枚から購入できる片道きっぷで、通年発売のきっぷとしては区間最安の設定とする。なお、アプリ専用商品の発売にあわせ、「Sきっぷ(4枚回数券)」や「トク割4枚回数券(自由席用)」などの一部きっぷは発売を終了するほか、その他のきっぷについて発売額を変更する。
「スマえき」の提供開始は、2022年10月ごろを予定する。対象はiOS13.0以上、Android8.0以上のスマートフォンで、JR四国全線および、商品個別に指定したバス等の交通機関などで利用できる。