宇都宮市は17日、「芳賀・宇都宮LRT」の開業時期について、2023年8月頃になる見込みと発表した。
芳賀・宇都宮LRTは、宇都宮駅東口から芳賀町の本田技術研究所前までの約14キロを結ぶ予定の路面電車路線。2022年6月時点で「野高谷町」交差点付近の工事が遅延しており、完了時期について工程の精査が進められていた。宇都宮市は、同区間の工事は2023年3月に完了の見込みとしており、これをもって同線の敷設工事は終了となる。
また同市は、区間ごとの工事完了に合わせ、試運転および習熟運転の段階的な実施を発表した。実施区間と開始時期は、宇都宮駅東口~平石間が2022年11月以降、宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地が2023年4月以降としている。
宇都宮市は、LRTの開業に合わせ、運行ルートが重複するバス路線を再編を予定。同市は、地域内交通を最寄りのトランジットセンターへ接続させるなど、公共交通ネットワーク全体の充実を図るとしている。