京阪電気鉄道は12日、都市計画事業「京阪本線(寝屋川市・枚方市)連続立体交差事業」の起工式を実施したと発表した。
同事業は、京阪本線の寝屋川市~枚方市間を高架化し、13か所の「開かずの踏切」を含む21か所の踏切を除却するもの。事業延長は約5.5キロで、香里園、光善寺、枚方公園の各駅は高架駅となる。同社では、本事業の推進により、踏切除去による交通渋滞や踏切事故の解消、地域分断の解消により市街地の一体化を図り、地域の発展に貢献することを目指すとしている。
事業は、2013年に都市計画を決定し、2019年度に準備工事に着手。今回、鉄道工事の着手に至った。事業区間では今後、仮線への切り替えや高架線の構築などの工事が進められる。なお、事業完了時期については、2022年1月の地元説明会において、具体的な時期は仮線切り替えのめどがたった際に改めて知らせると説明している。