関東ICカード相互利用協議会は14日、障がい者割引の適用対象となる利用者に対し、新たなICカードを発売すると発表した。
対象となるのは、「第1種身体障害者」または「第1種知的障害者」の大人の利用者と、障がい者本人を介護する任意の1人。本人用は「障」、介護者用は「介」のマークが入る。従来の障がい者割引きっぷと同様に、本人用・介護者用を同時かつ同一行程で乗車する場合に利用できるもので、自動改札機やバス運賃精算機で割引運賃を自動で精算する。カードは本人用および介護者用の各1枚のみの発売で、別々または単独での利用はできない。
新たなICカードの発売箇所は、JR東日本のSuicaエリアのみどりの窓口、りんかい線の定期券発売窓口、伊豆箱根鉄道、舞浜リゾートライン、横浜シーサイドラインの3社を除くPASMO加盟鉄道事業者の窓口。利用可能エリアは、東日本のSuica・PASMOエリア。東日本を除く全国相互利用サービス対象エリアでの利用はできない。
サービスの開始時期は、2023年3月中を予定。具体的な日程は、改めて発表するとしている。