伊豆急行は14日、鉄道旅客運賃および料金の一部を改定すると発表した。
普通旅客運賃では、営業キロ15キロ以上の区間を値上げ。1997年に国に申請し認可された運賃(上限運賃)を下回る設定としていた区間が対象で、上限運賃と同額とする。改定後の大人普通運賃は、15~16キロ区間が680円(現行670円)、44~46キロ区間が1690円(現行1650円)など。改定率は2.2パーセントとなる。
また、特急料金なども改定。指定席特急料金は大人600円(現行520円)、特別車両料金は600円(現行520円)などとする。
今回の改定は、新型コロナウイルスの影響による利用者の減少や、エネルギー価格の高騰による運転動力費の上昇などを受けたもの。また、開業から60年が経過し、老朽化した車両や施設・設備の更新を進めるため、中長期でのさらなる収支改善も必要であるとし、消費税率引き上げを除いては1997年以来約25年ぶりとなる運賃改定に踏み切った。
運賃改定は、2023年3月を予定する。