JR東日本と京セラは3日、新宿駅にて「わかりやすい字幕表示システム」の実証実験を実施すると発表した。
「わかりやすい字幕表示システム」は、話した言葉を即時に認識し、文字としてアクリル板等のスクリーン上に表示するシステム。図解や動画を合わせた表示や、外国語翻訳も可能となっている。
新宿駅は、JR東日本で最も利用者数の多い駅。窓口の利用者数が多いことや、案内内容が多岐にわたることから、駅係員には素早く正確な情報伝達が求められるという。一方で、新型コロナウイルス感染症対策でのマスク着用やアクリル板の設置などによって、これまで以上に駅係員の声が利用者へ届きづらくなるという課題があった。そこでJR東日本では、今回の字幕表示システムを導入することで、窓口での聞き取りづらさを解消し、コミュニケーションの円滑化を目指すとしている。
新宿駅での実証実験の期間は、10月11日(火)から12月26日(月)まで。同駅地下の「みどりの窓口」や、南改札窓口、西改札窓口、駅事務室に、それぞれ1台ずつ配置する。