阪急電鉄は12日、12月に実施するダイヤ改正の概要を発表。あわせて、2024年に京都線で座席指定サービスを開始することを発表した。
座席指定サービスは、京都線の「特急」「通勤特急」「準特急」の3種別が対象。詳細については改めて発表するとしている。同サービスの開始を見据え、今回のダイヤ改正において、「快速急行」の種別を「準特急」に変更する。
ダイヤ改正では、京都線で土休日に運転している観光特急のうち、種別が「快速特急A」となる、6300系「京とれいん」の運転を終了。ダイヤ改正以降は、7000系による「京とれいん 雅洛」4往復のみの運転とする。京都線ではこのほか、早朝・深夜時間帯に運転する「快速」の停車駅に西京極駅を追加し、種別名を「急行」に変更する。
このほか、各線で女性専用車両を設定する列車を「通勤特急」に統一。利用者にわかりやすくする。また、朝ラッシュ時の10両編成を削減し、京都線と宝塚線では運転を取りやめ。夜間においても、運転間隔の変更や最終列車の時刻繰り上げを実施する。
ダイヤ改正は、12月17日に実施する。同日は、阪神電気鉄道や山陽電鉄、大阪メトロ堺筋線でも、ダイヤ改正を実施する。