鉄道コム

JR東・山形県、山形新幹線米沢トンネルの整備に向け覚書を締結

2022年10月24日(月)14時36分

JR東日本と山形県は24日、「山形新幹線米沢トンネル(仮称)整備計画」の推進に向けた覚書を締結した。

山形新幹線の車両
山形新幹線の車両

米沢トンネルは、山形新幹線が走る奥羽本線庭坂~米沢間約23キロを結ぶ構想のトンネル。同区間の現在線は「板谷峠」を越えており、勾配や急カーブが続く区間となっている。新たに時速200キロ以上の高速走行が可能なトンネルを整備することで、10分以上のスピードアップを目指すほか、大雪などによる運行への影響を減らし、福島~米沢間の安全性・安定性が向上するとしている。

米沢トンネルの計画範囲図
米沢トンネルの計画範囲図

覚書では、計画実現に向けた合意や、事業スキーム確定に向けた検討、事業化に資する調査および検討、財政的支援を得るための政府への働きかけを実施することを盛り込んだ。トンネル整備の事業期間は、着工から約15年を想定。事業費は約1500億円を見込む。

また両者は、トンネルに関する覚書の締結にあわせて、山形県内の鉄道沿線の活性化等に関する包括連携協定を締結した。地域資源の活用促進や災害発生時の連携、まちづくりの推進などのほか、安全でシームレスな交通ネットワーク構築の検討、交通系ICカードの利活用による利便性向上を盛り込んでいる。協定の期間は、2022年10月24日から10年間としている。

2022年10月24日(月)14時36分更新
 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 伊予鉄道7000系営業運転開始[2025年2月]
  • 京成3200形営業運転開始[2025年冬]

鉄道コムおすすめ情報

画像

高崎・盛岡に新型気動車

ハイブリッド気動車「HB-E300系」2025年度下期デビュー。八高線や釜石線などに投入。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。