JR東日本水戸支社は21日、常磐線の臨時駅「偕楽園駅」発着の運賃・料金を設定すると発表した。
偕楽園駅は、常磐線赤塚~水戸間に位置する駅。日本三名園「偕楽園」の梅が見ごろの時期にあわせて開設する臨時駅となっている。
これまで偕楽園駅を利用する際は、同駅のひとつ先の駅まで(から)の乗車券や特急券を購入する必要があった。同支社は、2023年の駅開設を前に、運賃や料金を計算する際に用いる「営業キロ」を、同駅に新たに設定。同駅発着の乗車券購入を可能とした。大人普通旅客運賃は、水戸~偕楽園間が150円、土浦~偕楽園間が860円、山手線内~偕楽園間が1980円などとなる。
なお、偕楽園駅は下りホームのみが設置されており、上り方面の列車を利用する際には、ひとつ先の駅で折り返す必要がある。この場合、折り返す駅で改札口から出場しない際に限り、折り返し乗車部分の運賃・料金は不要となる。
偕楽園駅は、2023年は2月11日から26日までの土休日に開設。9時10分から16時35分までの間、特急列車と普通列車が臨時停車する。