スルッとKANSAI協議会は18日、ウェルネットと共同で、QRコードを活用したデジタル乗車券システムの開発に着手したと発表した。
QRコード乗車券の開発は、ICカード化されていない企画乗車券や普通乗車券などを置き換えることで、乗車券の非接触化やキャッシュレス化を進め、利便性の高いサービスの実現を目指すもの。スルッとKANSAI協議会が主体となって開発に取り組むことで、協議会加盟事業者のネットワークを生かし、広域的なQRコード乗車券サービスを多くの利用者が利用できるよう取り組むとしている。
QRコード乗車券については、大阪メトロが2019年以降、阪神電気鉄道が2020年、実証実験を実施。南海電気鉄道では2021年、近畿日本鉄道では2022年、企画乗車券としてのサービス提供を始めている。また、JR東日本においても、2024年度以降のサービス提供を発表している。
スルッとKANSAI協議会は、具体的なサービス内容やサービスブランドなどについては、詳細が決まり次第発表するとしている。