JR東日本は、新型高速新幹線車両(E5系)の量産先行車のデザインを発表した。
試作車の「FASTECH360」をもとにした外観のデザインは、上半分を緑、下を白、中央をピンクのラインで塗装する。先頭部分の形状は、トンネルに進入する際に発生する気圧の変動を軽減できる、ロングノーズタイプを採用した。
「ゆとり」「やさしさ」「あなたの」をキーワードにした(同社)という車内は、グリーン車には温もりのある木目調、普通車には明るいグレーの壁を使用する。なお、普通車の座席色は、現行の「はやて」車両と同様に、奇数号車と偶数号車で色分けする。
JR東日本は、東北新幹線八戸~新青森の開業に向けて、E5系量産先行車の製作を進めており、この車両で2010年度には300km/h、2012年度末に320km/hで走行させる計画。