JR東日本東北本部は24日、「フルーティアふくしま」の運転を終了すると発表した。車両老朽化のためとしている。
「フルーティアふくしま」は、2015年にデビューした「のってたのしい列車」(観光列車)。りんごや梨、桃、ぶどうなどのフルーツが名産の福島県にちなみ、車内でオリジナルスイーツやドリンク類を提供する「走るカフェ」がコンセプトの列車として、福島県を中心に運行してきた。
同車両は、仙台エリアを中心に運用していた719系を改造したもの。2016年から導入したE721系1000番台によって順次置き換えが進められた結果、2022年11月現在、719系は「フルーティアふくしま」と奥羽本線(山形線)用のみとなっている。
「フルーティアふくしま」の運行終了は、2023年12月を予定する。東北本部では、運行終了までの間、さまざまな企画やイベントを実施するとしている。