JR西日本は9日、大阪駅「うめきたエリア」開業による新ダイヤの概要を発表した。
うめきたエリアは、大阪駅の北側に新設するもの。従来は大阪駅北側を通過していた線路を地下化し、新たなホームを整備する。
エリア開業にあわせ、これまで大阪駅を経由しなかった特急「はるか」上下各30本、特急「くろしお」上下各18本を、新たに同駅へ停車。大阪駅から関西国際空港や和歌山方面へのアクセスを向上させる。大阪駅からの所要時間は、関西空港駅までが47分、和歌山駅までが57分となり、現行の「関空・紀州路快速」との比較では、前者は20分、後者は33分の短縮を実現する。
また、現在は新大阪~久宝寺間で運転しているおおさか東線の列車も、新たに同駅へ乗り入れる。大阪駅からおおさか東線各線への所要時間は、各駅とも現行より4分の短縮となる。
開業にあわせたダイヤ改正では、おおさか東線の「直通快速」の停車駅に、JR淡路駅を追加。加えて、使用車両を7両編成から8両編成クロスシート車両へと変更する。また、西九条駅での特急「くろしお」停車は、大阪駅停車開始にあわせ取り止める。
うめきたエリア開業は、2023年春を予定する。