JR東日本は16日、2023年3月18日に実施するダイヤ改正において、高崎線で運転する特急「あかぎ」「草津」に、E257系リニューアル車両を投入すると発表した。
投入するのは、E257系リニューアル車両のうち、5両編成のもの。全車普通車で、窓側に電源コンセントを設置している。同社では、E257系の投入により、快適性を向上する。なお、一部列車においては、コンセント未設置の車両で運転することがあるとしている。
また、E257系の投入にあわせ、「草津」は列車名を「草津・四万」に変更。「スワローあかぎ」は、列車名を「あかぎ」に統合する。また、各列車とも全車指定席へと変更し、平日・土休日ともに、中央線特急や常磐線特急と同様の「新たな着席サービス」を導入する。
「あかぎ」などでは現在、651系を使用している。651系は、JR東日本が初めて開発した特急型車両。常磐線の特急「スーパーひたち」で1989年にデビューし、2015年まで同線の特急列車で活躍していた。2012年には、常磐線向けの後継車両となるE657系がデビュー。651系は改造の上、高崎線へ活躍の場を移していた。