京浜急行電鉄は13日、国土交通大臣に対し、鉄道線旅客運賃変更の認可を申請したと発表した。
改定後の大人普通旅客運賃(10円単位)は、初乗り運賃区間(3キロ以内)が150円(現行140円)、4キロ以上6キロ以内が180円(現行160円)など。平均改定率は、普通運賃が10.7%、通勤定期券が11.9%で、遠距離ほど改定率は低く設定する。なお、通学定期券の運賃は、家計負担への配慮から、変更しないという。
また、41キロ以上の区間については、新たな需要創出と沿線活性化を目指し、値下げに踏み切る。値下げ対象区間の改定後の大人普通旅客運賃は、41キロ以上45キロ以内が570円(現行580円)、66キロ以上が740円(現行950円)など。
今回の運賃改定は、いわゆるコロナ禍における生活様式の変化による利用者の減少に起因するもの。同社の運賃改定は、消費税率の変更によるものを除き、1995年以来約28年ぶりになるという。
運賃の改定は、2023年10月を予定している。