JR東日本、JR西日本、JR北海道は24日、「新幹線オフィス車両」をリニューアルし、「TRAIN DESK」として提供すると発表した。
TRAIN DESKは、車内での仕事や勉強などを目的とした利用者優先の普通車指定席。座席でのウェブ会議や通話も可能としている。また、東京駅および仙台駅では、Wi-Fiルーターや折り畳み式間仕切りなど、リモートワーク支援ツールセットの貸し出しも実施する。
対象となるのは、東北・北海道・上越・北陸新幹線のうち、普通車指定席を設ける列車。「こまち」「つばさ」「つるぎ」は対象外となる。編成中1両が対象で、乗車区間分の乗車券や対象車両の指定席特急券(一部区間を除く)のみで利用できる。設置日は平日のみで、土休日や最繁忙期期間は対象外となる。
各社ではこれまで、ワーク&スタディ優先車両として「新幹線オフィス車両」を提供してきた。同サービスでは追加料金はなく、一部列車では自由席特急券でも利用が可能となっている。今回のリニューアルにより、東海道新幹線の「S Work車両」同様、対象車両の指定席券を持たない利用者は利用できなくなる。
TRAIN DESKのサービス開始日は、2023年3月20日。対象車両の指定席券は、1か月前となる2月20日の10時より発売する。