北陸鉄道は1月31日、国土交通省北陸信越運輸局に対し、鉄道事業の旅客運賃上限変更認可申請を提出した。
同社が国に申請した「上限運賃」は、大人普通旅客運賃が2キロ以内200円(現行160円)、12キロ超14キロ以内590円(現行550円)など、大人通勤定期運賃(1か月)が2キロ以内8400円(現行6720円)など、大人通学定期運賃(1か月)が同6840円(現行5470円)など。大人普通旅客運賃は40円、大人通勤定期運賃(1か月)は1680円、大人通学定期運賃は1360円~1370円を、それぞれ加算する。
なお、実際に適用する「実施運賃」については、大人普通旅客運賃で北鉄金沢~内灘間が400円(現行360円)、野町~鶴来間が540円(現行500円)などとする予定。同社は、申請した上限運賃の認可後に、改めて届け出るとしている。
今回の運賃改定は、新型コロナウイルス感染症拡大などによる利用者の減少などを理由としている。北陸鉄道は、安全・安心のサービスを持続的に提供し、今後も移動手段としての役割を果たすことを目的に、運賃の改定を決めた。
運賃の改定日は、調整中としている。