叡山電鉄は10日、国土交通省近畿運輸局に対し、鉄道事業の旅客運賃変更の認可を申請した。
改定後の運賃は、大人普通旅客運賃が初乗り220円(現行210円)、同5区が470円(現行430円)など、大人通勤定期運賃(1か月)が1キロ程5750円(現行5450円)など、大人通学定期運賃(1か月)が同3620円(現行3450円)など。運賃の平均改定率は5.6%となる。
今回の運賃改定は、新型コロナウイルス感染症の流行、2020年の土砂災害による鞍馬線(市原~鞍馬間)の長期間運休などに起因する乗客の減少を理由とする。同社における運賃改定は、消費税率引き上げに伴うものを除き、1995年4月以来のことという。
運賃の改定は、2023年4月1日を予定している。同社は運賃改定にあわせ、京阪線との乗り継ぎ時に適用していた乗継割引を、同日付で廃止する。