新京成電鉄は17日、国土交通大臣に対し、鉄道線旅客運賃上限変更の認可を申請した。
同社が国に申請した「上限運賃」は、大人普通旅客運賃(10円単位)が、初乗り区間(5キロ以内)170円(現行150円)などで、各区間とも現行運賃から一律20円割り増しした価格とする。定期旅客運賃については、大人通勤定期運賃(1か月)が初乗り6240円(現行5560円)など、同通学定期運賃(1か月)が初乗り3290円(現行2990円)などとなる。なお、実際に適用する「実施運賃」については、申請の認可の後に、あらためて知らせるとしている。
今回の運賃改定は、新型コロナウイルス感染症拡大や、新たな生活様式の浸透などによる、収益の悪化を理由とする。同社の運賃改定は、消費税増税にともなうものを除くと、1995年10月以来のことであるという。
運賃の改定は、2023年10月を予定する。