JR西日本は20日、改良型の可動式ホーム柵を導入すると発表した。
改良型可動式ホーム柵は、JR西日本とJR西日本テクシア、ナブテスコが共同開発したもの。構造を見直し軽量化することで、重量を従来の3分の2に削減した。これにより、ホーム補強工事の迅速化を実現し、工期の短縮や工事費用の圧縮、整備期間の短縮によるホーム上の安全性向上促進につなげるという。また、開口部を設け風荷重を低減することで、受風面積も従来の約3分の2に削減している。
JR西日本は、今後整備する可動式ホーム柵について、改良型での設置を基本とすると説明。2024年度中の工事完了を予定する大阪環状線西九条駅および弁天町駅を皮切りに、順次導入していく。同社の2032年度までのホーム柵整備計画(昇降式含む)では、約30駅120番線の設置を予定。うち約30番線には、改良型を導入するとしている。