京王電鉄は24日、国土交通大臣に対し、鉄道旅客運賃の変更認可を申請した。
改定後の大人普通旅客運賃(10円単位)は、初乗り区間(1~4キロ)が140円(現行130円)、45~52キロが430円(現行390円)など。定期旅客運賃については、大人通勤定期運賃(1か月)が初乗り5240円(現行4700円)、45~52キロが16100円(現行14550円)などとなる。通学定期券の運賃については、家計負担への配慮から変更しない。また、相模原線京王多摩川~橋本間に設定している加算運賃は、今回の運賃改定にあわせ廃止する。
今回の運賃改定は、新型コロナウイルス感染症の流行による輸送人員の減少を理由としたもの。同社では、厳しい鉄道事業の経営環境の中でも、安全・安心・快適な鉄道サービスを提供し続けること目的に、運賃の改定を決めたとしている。
運賃の改定は、2023年10月を予定している。京王電鉄は今後、鉄道利用に応じたポイント付与サービスの導入といった、新たなサービス向上施策も行うとしている。