豊橋鉄道は28日、国土交通省中部運輸局に対し、旅客運賃の上限変更に関する認可申請を提出した。
運賃改定の対象路線は、渥美線と東田本線(市内線)。普通運賃については、渥美線で30円、東田本線で20円を、それぞれ現行の運賃に一律で加算する。定期運賃については、大人通勤定期運賃(1か月)が渥美線で1260円、東田本線で840円をそれぞれ現行運賃から加算するほか、大人通学定期運賃(1か月)は渥美線で900円、東田本線で600円を加算する。
今回の運賃改定は、モータリゼーションの進展、人口減少や少子化といった社会構造の変化のなかで、鉄軌道事業の安定した経営の継続と安全で快適な輸送サービスの提供を目的としたもの。渥美線の本格的な運賃改定は、消費税率の変更によるもの以外、39年ぶりのことだという。
運賃の改定は、2024年春頃を予定している。