JR東海、JR西日本は28日、東海道・山陽新幹線において、16両編成の列車を対象に、「特大荷物コーナーつき座席」の提供を開始すると発表した。
特大荷物コーナーは、縦・横・高さの3辺合計が160センチ超250センチ以内の「特大荷物」を新幹線車内に持ち込む際に利用できる置き場。車内デッキ部に設置する。スペースは施錠機能つきで、座席ごとに指定された番号の入力と、交通系ICカードなどの非接触型ICカードを用いて開錠・施錠する。収納できる荷物のサイズは、80センチ以内×60センチ以内×50センチ(下段は40センチ)以内としている。
コーナーの利用には、追加料金は不要だが、専用の座席の予約が必要。みどりの窓口や指定席券売機、「エクスプレス予約」「e5489」などのインターネット予約サービスで予約できる。
東海道・山陽・九州・西九州の各新幹線では、2020年5月以降、一部車両の最後列を「特大荷物スペースつき座席」として提供。「荷物が置かれているせいでリクライニングができない」などの苦情があったことを踏まえ、最後部座席に着席する利用者が、このスペースを原則的に利用できるルールとしていた。
東海道・山陽新幹線での特大荷物コーナーのサービス開始日は、5月24日。4月24日10時から予約を受け付ける。また、JR西日本とJR九州では、山陽・九州新幹線の8両編成でのサービス開始時期については、決まり次第発表するとしている。