鉄道コム

南海、就労支援施設利用者による授産品販売と駅支援業務を開始

2023年4月5日(水)16時4分

南海電気鉄道は5日、係員終日不在駅などにおいて、就労支援施設利用者による授産品の販売と駅支援業務を開始すると発表した。

この取り組みは、就労支援施設利用者の社会参画と就労能力の向上を目的に、堺市内や河内長野市内の就労支援事業所との協業で実施するもの。南海電気鉄道は、駅のスペースを就労支援事業所に無償で貸与。就労支援事業所では、就労支援施設利用者による駅利用者への挨拶や声かけ、駅付近の案内、簡易清掃といった、駅支援業務による社会参画や、駅構内での授産品の販売の場として活用する。

「駅の賑わい創出」と「就労支援施設利用者の社会参画と就労能力の向上」のイメージ
「駅の賑わい創出」と「就労支援施設利用者の社会参画と就労能力の向上」のイメージ

南海では、2021年秋から駅周辺店舗などと協力し、一部の係員終日不在駅にて駅支援業務を条件とした物販の実証実験を実施。賑わい創出に関する効果検証を進めていた。今回の取り組みは、南海が目指す「係員終日不在駅の賑わい創出」と、就労支援施設が目指す「地域住民と触れ合う機会を増やし、利用者の就労能力を向上させる」という理念が合致したことで、実現に至った。4月4日時点では、堺市内、河内長野市内の16の就労支援施設から、授産品販売の希望を受けているという。

授産品販売と駅支援業務は、4月13日に高野線の我孫子前駅と南海本線の七道駅で実施する。南海は、今後、各就労支援事業所と調整のうえ、実施駅を順次拡大するとしている。

2023年4月5日(水)16時4分更新
 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 伊予鉄道7000系営業運転開始[2025年2月]
  • 京成3200形営業運転開始[2025年冬]

鉄道コムおすすめ情報

画像

登場時デザイン撮影会で

京急600形30周年にあわせた撮影会が12月に開催。600形デビュー時デザインが撮影会限定で復活。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。