JR九州は10日、久大本線(ゆふ高原線)に新たな「D&S列車」を導入すると発表した。
新D&S列車のコンセプトは、「ゆふ高原線の風土を感じる列車」。久大本線沿線の食や歴史、伝統、自然を、五感で楽しめる列車となる。車両デザインは、鹿児島のデザイン会社IFOOが担当。座席は全てグリーン席で、車内で沿線の食材を活用した弁当を提供する。
新列車の運転区間は、博多~由布院~別府間。片道約5時間かけて運転する。運転本数は1日片道1本で、木曜日は運休日となる。
久大本線では現在、定期特急列車として、D&S列車「ゆふいんの森」を1989年より運転。ツアー専用のD&S列車「或る列車」も、同線で不定期に運転している。
新列車の運行開始時期は、2024年春を予定。JR九州は、列車名や車両デザイン、ダイヤやサービスなどについては、詳細が決まり次第発表するとしている。
【5月11日追記:本文の由布院の駅名表記を修正しました】