JR四国は22日、8000系をリニューアルすると発表した。
8000系は、1992年にデビューした特急型車両。特急「しおかぜ」「いしづち」などで活躍している。8000系は2004年以降にリニューアルを実施しており、今回が2回目の更新となる。
外観は、車両コンセプト「瀬戸の疾風」を進化させたもので、より特急らしいスピード感やスマートさを感じさせるデザイン。カラーリングには、ともに「しおかぜ」などで活躍する8600系と同様に、オレンジやグリーンを採用。岡山・高松から松山へ向かう特急列車を明確化するとしている。
車内では、グリーン席と指定席の各座席、自由席の壁側に、コンセントを設置。グリーン席は電動リクライニングやフットレスト、読書灯を備えた座席とする。座席モケットは、グリーン席が「四国の芳醇なめぐみ」、指定席と自由席が「光きらめく『柑橘』と『瀬戸内の海』」がモチーフとなる。また、照明をLED間接照明にリニューアルするほか、5号車には車椅子フリースペースを設置。和式トイレは全て洋式に変更する。
8000系のリニューアル工事は、定期検査にあわせて実施。1年に2~3編成の工事を計画する。2023年12月にS編成(3両編成)、2024年8月にL編成(5両編成)が1編成ずつ運行を開始する予定で、2027年度に全編成のリニューアルが完了する。