鉄道コム

JR九州、BRTひこぼしラインの運行概要を発表 本数は鉄道時代の約1.5倍に

2023年5月26日(金)14時42分

JR九州は26日、日田彦山線BRT「BRTひこぼしライン」の運行概要について発表した。

BRTひこぼしラインの車両イメージ
BRTひこぼしラインの車両イメージ
BRTひこぼしラインの路線図
BRTひこぼしラインの路線図

BRTの運行本数は、1日あたり計32本。鉄道時代の約1.5倍の運行本数とする。添田~日田間の全区間運行便を20本運行するほか、添田~彦山間、筑前岩屋~日田間の区間運行便も設定。光岡~日田間では、学校・市役所経由便を計7本設定し、通勤・通学利用者の利便性向上を図る。添田駅では、鉄道とBRTを対面乗り換えとし、同駅発着の全BRTを列車と接続させる。所要時間は、添田~彦山間が約16分、添田~日田間(直行ルート)が約1時間32分。

運行本数概要
運行本数概要
添田駅の対面乗り換えイメージ
添田駅の対面乗り換えイメージ

普通運賃については、BRT完結の場合、従来の普通運賃とほぼ同額を設定。一部区間では、従来よりも安い設定となる。BRTと鉄道を乗り継ぐ場合は、両運賃を併算。博多駅、大分駅など、九州北部を中心とするエリアを発着する場合は、100円引きの乗継割引を適用する。定期運賃についても、従来の鉄道運賃と同額とする。なお、BRT区間を含むきっぷ(BRT完結を含む)は、JR九州の駅でのみの発売となる。

乗継割引の適用例
乗継割引の適用例
BRTと鉄道の連絡運輸対象範囲
BRTと鉄道の連絡運輸対象範囲

BRTひこぼしラインは、2017年7月の豪雨によって被災した日田彦山線の代替として運行するもの。2023年8月28日の開業を予定する。土地・車両の保有といった事業主体はJR九州が、運行業務などの運行主体についてはJR九州バスが担う。

2023年5月26日(金)14時42分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。