JR西日本は29日、北陸新幹線の敦賀延伸開業および並行在来線の経営移管にともなう組織改正について発表した。
新幹線では、車両管理組織として「白山総合車両所敦賀支所」、乗務員所属組織として「敦賀新幹線列車区」、施設管理組織として「福井新幹線保線区」、電気管理組織として「福井新幹線電気区」を設置。駅管理組織として、小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の各駅組織も開設する。
在来線では、北陸本線金沢~敦賀間の経営移管後に、敦賀~米原間、小浜線、越美北線を担う組織を新設。乗務員所属基地として「敦賀列車区」、車両管理組織として 「金沢車両区」および同「敦賀支所」、同「富山支所」、施設管理組織として「敦賀保線区」、電気管理組織として「敦賀電気区」を設置する。
また、経営移管にともない、「敦賀地域鉄道部」および「福井地域鉄道部」(いずれも部内の各センターを含む)、「金沢列車区」、「金沢保線区」、「金沢電気区」を廃止。大聖寺~西金沢間の各駅についても、JR西日本の組織としては廃止する。また、車両管理組織である「金沢総合車両所」は、「金沢車両区」へ改組。北陸エリアの車両整備を担ってきた金沢総合車両基地松任本所は閉所する。
北陸新幹線の各新設組織については、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の監査・検査対応や、開業諸準備のため、新幹線開業前に順次設置。白山総合車両所敦賀支所は8月、敦賀新幹線列車区は9月、その他各組織は10月の開設を予定する。在来線の各組織改正は、北陸新幹線延伸開業日と同日に実施する。