JR北海道は14日、登別駅のバリアフリー化整備に着手すると発表した。
同社はバリアフリー化整備にあわせ、新駅舎を建設する。コンセプトは、「歴史に佇み、現在を刻み、未来へと流れる駅」「道内有数の温泉地の玄関口として温泉街の風情を感じる駅」。新駅舎は登別市観光交流センター「ヌプル」と現駅舎の間に設置し、同センターとの連携により利便性の向上を図る。現駅舎は内外装をリニューアルし、待合スペースとして活用する。また、環境への取り組みとして、新駅舎、現駅舎とも屋根南面に太陽光パネルを設置。駅で使用する電気の一部を賄う。
駅構内には、乗り換え用のこ線橋と、エレベーター(2基)を新設。現在使用中のこ線橋は撤去する。
登別駅の現駅舎は、1935年から使用。待合室の広さが十分でないために混雑が発生していること、駅構内にエレベーターがないことなどが課題となっていた。
登別駅のバリアフリー化整備は、2023年夏頃に着手する。こ線橋、エレベーターなどのバリアフリー設備、新駅舎の使用開始は2025年度、現駅舎のリフレッシュ、現用のこ線橋の撤去は2026年度を、それぞれ予定している。
(画像提供:JR北海道)