JR東海、JR西日本、JR九州は15日、東海道・山陽・九州新幹線のネット予約・チケットレス乗車サービス「EXサービス」について、新サービスの内容を決定したと発表した。
新サービスは、チケットレスによる乗車当日まで新幹線を変更可能な旅行商品の設定、旅先の観光プランやホテルのおすすめ情報の提供、新幹線予約の1年前からの受付開始の3点。
旅行商品は、「EX旅パック」として提供する。列車と宿泊施設を利用者が自由に組み合わせて選ぶ「EXダイナミックパック」と、観光コンテンツや宿泊施設、新幹線がパッケージとなった「EXこだわりツアー」の2種類を展開する。いずれも、従来の「エクスプレス予約」「スマートEX」同様、新幹線がチケットレスで乗車できるほか、一部商品を除き、乗車する新幹線が直前まで変更可能となる。
観光プランやおすすめ情報は、「EX旅先予約」として提供。宿泊施設や観光プラン、レンタカー(一部を除く)、観光タクシーなどが、EXサービスのサイト内で、予約・決済できる。
新幹線の1年前予約は、2023年秋から提供するもの。一部の商品が対象となる。予約時点では仮の運行ダイヤから希望列車を選択し、乗車日の1か月前に、列車番号や発着時刻、座席番号を確定する。各社では、人気の舞台やコンサートなどにあわせて旅行の行程を早く決めたいという、利用者のニーズに応え、本サービスの導入を決定したという。
各社は、サービスの開始日程などについては、改めて発表するとしている。