国土交通省山形河川国道事務所は21日、国道47号「高屋道路」で工事を進めている「(仮)高屋トンネル」について、開通時期を見直すと発表した。
高屋トンネルは、陸羽西線古口~高屋間の「第2高屋トンネル」下で建設中の道路トンネル。両トンネルの交差部が極めて近接しており、列車を運行しながらの安全確保に課題があることから、陸羽西線の列車を全て運休し、工事を進めている。
山形河川国道事務所では、鉄道軌道上からの地質調査の結果、地山補強の対象としている強風化岩について、当初想定より亀裂が多く、より広範囲で確認されたと説明。当初計画の補強範囲や対策内容を見直した。結果、当初予定していた2024年度の開通時期については見直しが必要な状況だという。開通時期については、今後のトンネル工事の進捗をふまえ、改めて発表するとしている。