福井鉄道は6月30日、国土交通省中部運輸局に対し、鉄軌道事業の旅客運賃上限変更認可申請を提出した。
同社が国に申請した「上限運賃」は、鉄道の大人普通旅客運賃が2キロ以内210円(現行180円)、16キロ超18キロ以内470円(現行400円)など、大人通勤定期運賃(1か月)が2キロ以内8,190円(現行7,110円)など、大人通学定期運賃(1か月)が同6,930円(現行5,840円)など。軌道の大人普通旅客運賃が、均一区間が190円(現行160円)などとなる。
運賃改定の理由は、電気料金や資材価格の上昇、賃金水準の確保、設備の老朽化対策、災害対策、駅の安全対策などに費用が必要なことや、新型コロナウイルスによる輸送需要の低下があるとする。同社の運賃改定は、1995年以来28年ぶりとなる。
運賃の改定は、2024年3月を予定する。