広島電鉄とMonaは11日、スマートフォンアプリを活用した広告モデル「CPV広告」の実証実験を実施すると発表した。
CPV(Cost Per Visit)広告は、店舗への誘客効果を「見える」化する広告モデル。スマートフォンのGPS情報とAI画像認識を活用し、広告掲載店舗に利用者が訪問した際に広告料課金が発生する。従来のクリック数や表示数に応じて課金される広告モデルに対し、直接的な誘客効果が把握できるという。
今回の実証実験では、Monaが開発したスマートフォンアプリ「mawaroute」(マワルト)を活用する。ユーザーは、移動間などの「スキマ時間」を活用して近くのお店を巡り、指定箇所を撮影することで、「トークン」(ポイント)を獲得。集めたトークンは、乗車券などの特典と交換できる。
実証実験の実施期間は、7月15日から9月30日まで。HIROSHIMA GATE PARK内の5店舗が参加する。ユーザーの参加特典としては、9トークンの収集者を対象に、広島電鉄の電車24時間乗車券を用意する。また、期間内に獲得したトークンが多いユーザーの上位6人には、広島東洋カープ観戦ペアチケットもプレゼントする。
また、7月15日から17日までは、HIROSHIMA GATE PARKにて体験イベントを開催。アプリの使用方法の案内のほか、ミニゲームの参加で、市内電車1時間券を配布する。