熊本電気鉄道は18日、九州運輸局長に対し、鉄道旅客運賃の上限変更認可を申請した。
申請した運賃は、初乗り(2キロ以内)が180円(現行160円)、5キロ超6キロ以内330円(現行280円)など。値上率は9.52%~17.86%で、平均値上率は13.22%となる。通勤、通学定期運賃も改定する。
今回の申請は、新型コロナウイルスの影響やエネルギー価格の高騰を受けたもの。同社では、2020年度は約2億100万円、2021年度は約1億8400万円、2022年度は約1億2400万円の赤字を計上。今後も安全、安心、快適な交通サービスを維持するための設備投資の継続の必要性から、運賃改定の申請に至ったとしている。