鉄道コム

JR西、遮断機のない踏切向けに「踏切ゲート-Lite」を開発

2023年7月20日(木)17時22分

JR西日本は20日、踏切の安全対策の一環として、「踏切ゲート-Lite」を開発したと発表した。

「踏切ゲート-Lite」の設置イメージ
「踏切ゲート-Lite」の設置イメージ

「踏切ゲート-Lite」は、遮断機や警報機のない「第4種踏切」の安全性向上を図るための製品。一般的な踏切の遮断機と同様、一旦停止線付近にゲートを設置する。歩行者などが通過する際には、ゲートを垂直方向に持ち上げることで通行できる。ゲートは通行者の踏切横断時のみに開閉する常時遮断式で、ゲート操作後は自動的に元の位置に戻る仕組みとする。

同社では2021年、第4種踏切に設置する同様の製品「踏切ゲート」を開発。踏切通行者に対し、物理的な一時停止と左右確認をうながすことで、安全性向上を図っていた。今回の製品は、歩行者等が通行する踏切に対象を限定することで、通行者の操作性に配慮したほか、設置工事の簡略化を図ったという。

2021年に開発した「踏切ゲート」
2021年に開発した「踏切ゲート」

JR西日本は、2023年度には25踏切程度への「踏切ゲート-Lite」設置を目指すとし、道路管理者と協議を進めるとしている。

2023年7月20日(木)17時22分更新
 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 伊予鉄道7000系営業運転開始[2025年2月]
  • 京成3200形営業運転開始[2025年冬]

鉄道コムおすすめ情報

画像

登場時デザイン撮影会で

京急600形30周年にあわせた撮影会が12月に開催。600形デビュー時デザインが撮影会限定で復活。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。