鉄道コム

JR東、鶴見線にE131系を導入 2023年冬に営業運転開始

2023年7月24日(月)15時20分

JR東日本横浜支社は24日、鶴見線に新型車両を導入すると発表した。

鶴見線用E131系(イメージ)
鶴見線用E131系(イメージ)

導入する車両は、E131系。房総各線や相模線などで運用している形式だが、鶴見線向けでは他路線向けと異なり、車体幅2778ミリメートルのストレート車体を採用する。

相模線用のE131系
相模線用のE131系

車両の外観は、海をイメージしたスカイブルーを採用。前面のドットは、鶴見線で活躍した歴代の車両カラーである茶色と黄色を取り入れ、鶴見線のこれまでの歴史を表現する。

車内では、座席に青色を用い、海沿いを走るさわやかな雰囲気を表現する。座席幅は従来車両より拡大。クッション性も向上し、快適性の向上を図る。一部のドア上には、17インチの大型ディスプレイを設置。運行情報や乗換案内などを表示する。バリアフリー対策としては、各車両にフリースペースを設けるほか、ホームとの段差低減を図る。このほか、各車内に防犯カメラを設置するほか、非常通話装置を従来の各車1か所から4か所に増やし、車内の安全性を高める。

鶴見線用E131系の車内(イメージ)
鶴見線用E131系の車内(イメージ)

機器面では、主回路装置にSiC半導体素子を採用し、車両消費電力を抑制。環境性能の向上を図る。また、モニタリング技術を活用した車両搭載機器により、故障の予兆を把握。車両安全性や安定性の向上を目指す。このほか、線路設備の状態を監視する装置も搭載する。

鶴見線用E131系は、3両編成8本、計24両を導入。2023年冬より、鶴見線鶴見~扇町・大川・海芝浦間で、順次営業を開始するとしている。

2023年7月24日(月)15時20分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。